転職成功者インタビュー

株式会社ヤマカ木材
遠山和生さん(施工管理) 25歳

条件面ばかりを見て選んだ過去の失敗を反省し、大満足の転職に成功!

遠山さんにとって、今回は2度目の転職だった。1度目は家具販売店から、住宅関連設備の販売会社に転職。給料や休日といった条件面のよさに惹かれて飛び込んだものの、厳しいノルマとプレッシャーをかけられる環境に、強いストレスを感じていたという。

しかし、当時は結婚間近。転職すべきかどうか悩んでいたが、「結婚するからこそ、長く働ける会社を探し直そう」と再転職を決意した。そして、リージョナルキャリア岐阜のサポートで現在の会社に転職成功。残業時間は減り、収入は逆にアップしたという。

「何よりうれしいのは、良い人間関係のなかで、やりがいのある仕事ができること」と嬉しそうに話す遠山さんに、詳しい体験談を聞かせてもらった。

(※本記事の内容は、2021年11月取材時点の情報に基づき構成しています。)

過去の
転職回数
2回
活動期間
エントリーから内定まで38日間

転職前

業種
住宅関連設備の販売会社
職種
営業
業務内容
住宅関連設備の訪問営業

転職後

業種
建設業
職種
施工管理(現場監督)
業務内容
施工現場の管理業務

入社2か月で再転職。婚約者はむしろ背中を押してくれた。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

岐阜市の住宅メーカー「ヤマカ木材」で、施工管理の仕事をしています。「ヤマカ木材」は社名の通り、材木店をルーツに持つ創業70年の老舗企業です。天然木や漆喰など、自然素材を使った住宅づくりを得意としています。年間約150棟を建築・販売しており、岐阜県の住宅メーカーとしてはトップクラスのビルダーです。2021年には初めて愛知県にも展示場を開設しました。

私は工務部に所属し、現場監督として、主に分譲住宅の施工管理を任されています。設計部が作成した図面をもとに工程表を作成し、材料や職人の手配、品質、安全、スケジュールの管理など、施工のすべてをマネジメントしていく仕事です。

入社前のご経歴を教えてください。

出身は岐阜県です。名古屋の専門学校でインテリアデザインを学んだ後、岐阜市内の小さな家具販売店に就職しました。売場に立って接客・販売をするかたわら、造作家具(作り付け家具)の設計・施工も担当していました。

その会社で3年働いた後、同じ岐阜市内にある住宅関連設備の販売会社に転職し、営業を2か月ほどしていました。

転職のきっかけは?

最初の会社は、仕事が多すぎて抱えきれなくなってしまったんです。休みも少なくて、肉体的にも精神的にもしんどくなってしまい、転職することにしました。

次の会社は、給料と休みの多さに惹かれて選んだのですが、働き始めるとすぐに「自分には合わない」と感じるようになりました。上司からのプレッシャーが大きく、仕事自体も条件を優先して選んでしまったので、あまり興味を持てませんでした。

そうなると営業成績も上がるわけがなく、上司から毎日のように「結果を出せ!」と言われ続け、強いストレスを感じていました。実は、その時にはもうすぐ結婚することも決まっていたのですが、思い切って転職することにしたんです。

結婚直前にもかかわらず、転職を決断した決め手は?

当時婚約していた妻も、悩んでいる私を見て「環境を変えたら?」と背中を押してくれたんです。私自身も、「このままでは安定した生活が望めない」と感じていました。

結婚を目前に控えているからこそ、悩んでいる状況をリセットして、長く働ける会社を探そうと思ったんです。

転職活動はどのように進めましたか?

いろいろな転職サイトを見ました。もともと建築が好きだったので、そのなかで「面白そうだな」と目にとまったのが今の会社の求人だったんです。勤務地も岐阜市で、自宅から通えるのも魅力でした。

そこで、求人を担当していたリージョナルキャリア岐阜に連絡をとってみました。すると、コンサルタントが私の思いを聞いてくれ、求人を紹介してくれました。

今の会社に決めたポイントは?

面接のときの雰囲気ですね。社長と人事担当との面接だったのですが、とても雰囲気がやわらかくて好感を持ちました。その前に受けた別の建築会社は少し古い体質の会社で、面接で「自分たちの仕事は残業してなんぼだ」というようなことを言われたんです。

その後にいまの会社の面接を受けたので、余計に雰囲気の良さを感じましたね。面接が終わった時には、この会社で働きたいと決めていました。

住宅会社は残業が多いイメージがあったが、この会社は違っていた。

転職していかがですか?

入社前に感じた雰囲気の良さは、入社後も変わりませんでした。最初は先輩について仕事を覚えていき、入社して1か月後にはもう担当を持たせてもらえたんです。「こんなにすぐ現場を任せてもらえるんだ」と驚きました。正直なところ、うれしさと同じくらい「うまくできるだろうか?」という戸惑いもありましたね。

なんとか期待に応えたいという思いで、その後は頑張って仕事に取り組みました。現在は、年間でいうと50~60棟の施工管理を任されており、毎日現場を飛び回っています。

お仕事にはすぐに慣れましたか?

初めての仕事だったので、最初は右も左もわかりませんでした。ただ、学生の頃に建築を学んでおり、多少は知識があったので、その点は助かりました。また前々職の家具屋で働いていた経験も活きています。たまにですが、造作家具についての要望や工事もありますから。

何より、人間関係が良いことには助けられました。やさしい人が多く、わからないことがあっても丁寧に教えてもらえましたし、しっかりフォローもしてもらえました。周囲の皆さんには本当に感謝しています。

転職して良かったと思うことは?

まず、働く条件が良くなりました。残業が減りましたし、給料は増えたんですよ。年収にして1割くらい増え、経済的にもゆとりができました。

でも、条件以上に大きかったのは、人間関係が良くなったことです。上司とも話しやすいし、困っていたらフォローもしてくれ、チームワークもいいので、その点は本当によかったです。人間関係で悩むことがなくなったので、常に前向きに仕事をできるようになりました。

仕事もやりがいがあります。何もない土地に新しい家ができていくプロセスをすべて見られるのは、私たち施工管理だけ。任せてもらえている現場の数も、今、社内でいちばん多いのではないでしょうか。日々やりがいを感じながら働いています。

困っていることや課題はありますか?

困っていることは、今のところないですね。今住んでいる池田町はのどかなエリアではありますが、実家にも近いし、暮らしやすいです。岐阜市内と比べると家賃も安いですしね。

強いて言えば、まったく初めての仕事で、最初は何もわからなかったことでしょうか。また、施工を依頼する職人の数がとても多いので、顔と名前を覚えるのは大変でした。

生活面の変化はありましたか?

今の会社に転職してすぐに結婚しました。通勤時間は車で約1時間。帰りは道がすいているので45分くらいで帰れます。仕事が終わる時間も、転職して早くなりました。前職は20時半頃までは仕事をしていましたが、今は19時台には会社を出られます。

住宅メーカーは残業が多いイメージがあって、そこだけは不安だったのですが、当社は残業を減らす取り組みに力を入れているんです。例えば、クラウドを積極的に活用しており、会社ではPC、現場ではタブレットを持たせてくれているので、どこでも仕事ができます。上司も、私たちがなるべく早く帰るよう、いつも気にかけてくれているのでありがたいです。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

私は今回の転職のおかげで、何も不安なく働くことができています。ですから、もし皆さんが今、仕事や職場に不満を持っていて迷っているのなら、リージョナルキャリアに相談してみたらいいんじゃないかなと思います。

ただし、給料や休日数といった条件だけを見て会社を選ばないようにしてください。昔の私のように失敗するかもしれませんので(苦笑)。転職先を選ぶ際は、その会社のことをもっとしっかり調べるべきだったと反省しました。

その点、リージョナルキャリアに相談すると、HPには載っていないような会社の内情も教えてくれるので、安心して面接を受けることができます。

しかも、私の場合は担当コンサルタントが面接にも同行してくれたんです。1人で面接を受けるよりも、自分の思ったことを言えたと感謝しています。

担当コンサルタントから

コンサルタント 
坂 年規

遠山さんと初めてお会いした時は、入籍を1ヵ月後に控え、結婚式の日程も確定しており、プライベートのスケジュールが着々と進んでいる頃でした。

「応援してくれている婚約者のためにも、早く安定して働ける環境を見つけて彼女を安心させたい」という、遠山さんの強い思いは、面談を通して私にしっかり伝わりました。

「人生の分岐点に立つ遠山さんが、居心地よく精一杯働けるように、全力でお手伝いする!」と決め、企業の情報提供、面接準備、面接同席などで並走しました。

入社されて2年が経過しましたが、多くの現場を任される存在となった遠山さんの成長ぶりをお聞きして、本当に嬉しく、コンサルタント冥利につきます。

これからも、キャリアプランとライフプランの両方が順調に進むような転職のお手伝いができるよう精進します。

転職成功者インタビュー一覧

ページトップへ戻る