転職成功者インタビュー

医療法人社団 友愛会
杉本満里奈さん(仮名・広報) 44歳

年齢、子育て、学歴。いくつものハードルを乗り越えて転職に成功。諦めないでよかった!

OA機器の法人営業としてアシスタント期間を含め9年間勤めていた杉本満里奈さん。その胸の奥には、ずっと憧れていた仕事があった。それが、「広報」。法人営業になる前に目指したことがあり、一度は諦めていたものの、40歳を過ぎて再び思いに火が付いたという。

きっかけは、子どもを持ったこと。前職は岐阜県内一円を車で飛び回る仕事で、保育園から急な電話が入っても迎えに行けず、困ったことが何度もあったという。そのうえ毎月の数字目標に追われ、ストレスも多い日々。「保育園にお迎えに行くときも、子どもに申し訳ない気持ちになっていました」。笑顔で子どもをお迎えに行ける仕事がしたい―。

そう考えた杉本さんは43歳のときに転職活動をスタート。粘り強い活動の結果、道は拓けた。「自分はこの年齢で、小さな子も抱えている。正社員になることすら難しいと思っていました。諦めないでチャレンジすることの大切さを実感しました」と話す杉本さんの体験談を紹介しよう。

※本記事の内容は、2022年11月取材時点の情報に基づき構成しています。

転職回数
2回
転職期間
エントリーから内定まで30日間

転職前

業種
OA機器
職種
法人営業
業務内容
印刷機器の提案営業

転職後

業種
医療法人社団
職種
企画・広報
業務内容
広報戦略企画立案、取材対応、HP ・ SNSでの情報発信、印刷物・動画の企画制作など

コンサルタントのサポートに感謝。面接のアドバイスまでしてくれた。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

医療法人社団友愛会で、広報の仕事をしています。友愛会は、「岩砂病院・岩砂マタニティ」を母体に10か所の介護事業所を運営している法人です。

診療所の開院は明治29年ですから、120年以上の歴史があり、事業所やスタッフの数も岐阜県内では有数の規模を誇ります。

私はそんな友愛会の法人企画部に所属し、広報戦略の企画立案から、取材対応、HPやSNSでの情報発信、パンフレットなどの印刷物や動画の企画・制作まで、幅広く携わっています。

入社前のご経歴を教えてください。

岐阜の高校から地元の短大に進学し、卒業後は地元の印刷会社で13年間、デザイナーをしていました。

その後、地元の放送局の契約社員になり、まちおこしの取材・発信をする仕事を1年間担当。契約満了後は地元にあるOA機器の販売会社に転職し、アシスタント期間を含めて9年間、法人営業として働いていました。

転職のきっかけは?

広報の仕事をやってみたかったんです。きっかけは、まちおこしの取材・発信をする仕事を体験したことでした。郡上市に移住して地元でがんばっている皆さんの姿や思いを伝える仕事だったのですが、とてもやりがいがあり、自分の力がどんどん引き出されていくのを感じていました。

ですから契約期間が満了した後も、最初は同じような広報の仕事を探しました。でも岐阜県内には求人が少なく、いったんあきらめて、OA機器の販売会社に転職したんです。

初めて挑戦した法人営業ではいろいろなことを学ぶことができましたが、仕事内容はとてもハードでした。エリアは岐阜県内だったのですが、岐阜県ってかなり広いんですよ(笑)。車で2時間かかる取引先まで日帰りで行くこともしょっちゅうでした。

それでも独身の時はよかったのですが、39歳の時に結婚し、子どもが生まれると、両立に不安を感じるようになりました。福利厚生制度は整っている会社だったので、産休から仕事復帰した後は、育児に伴う時短制度を使って、16時には退社させてもらっていたんです。

でも、時短を使えるのは子どもが10歳になるまで。その後はまた残業が始まります。たぶん夫よりも帰りが遅くなるはず。その時になって転職しようと思っても、もう年齢的に難しいでしょう。そう考えると、今のうちにもう一度、広報の仕事にチャレンジしたいと思うようになったんです。

転職活動はどのように進めましたか?

最初は大手の転職転職支援サービスに登録しました。でも、そんなに何かをしてくれたわけでもありませんでしたね。「相談に乗りますよ」と言うんですが、「この会社はどんな人を求めているのですか?」と質問しても、「よく知らない」と言われたり、私は広報の仕事がやりたいと伝えているのに、「岐阜は工場が多いので事務職の方がいいんじゃないですか?」と言ってきたり。

必ず昼間に電話してくることにも困りました。こちらも仕事をしているので、昼間はなかなか電話に出られません。だから後でかけ直すと、アシスタントしか出ない。仕方なく、自分でもネットを使って求人情報を探していたんです。

そして見つけたのが、今の職場。担当しているのがリージョナルキャリア岐阜だったので、すぐに連絡をとってみました。

ただ気になっていたのは、募集条件の学歴が「大卒以上」になっていたこと。私は短大卒なので、リージョナルキャリアの担当者に相談したんです。するとすぐに確認してくれて、「大丈夫ですよ」と連絡をしてくれました。

友愛会についても詳しかったし、他のコンサルタントとは違うなと思いました。面接を受ける前も、友愛会の事業内容や大事にしている考え方など、たくさんアドバイスをもらえたので、とても助かりました。

今の会社に決めたポイントは?

募集職種が広報の仕事だったということはもちろんですが、正社員での採用も、すごくありがたかったです。正直、この年齢で、小さい子どもも抱えていたので、正社員は難しいだろうなと諦めていましたから。

勤務地も前の会社より近かったですし、地域に対する姿勢にも共感しました。友愛会は単に利益だけを追うのではなく、地域貢献活動にも積極的に取り組んでいます。そういう意味でも、ここなら自分のやりたいことに近い仕事ができると思いました。

あともう一つ、実は私も岩砂病院・岩砂マタニティで出産したいと思っていたんですよ(笑)。事情があってその願いはかなわなかったのですが、地域ではとても人気がある病院なので、イメージもよかったです。

働きやすい職場。子どもを笑顔で迎えにいけるようになった。

転職していかがですか?

私が所属している法人企画部は、経営に携わることができる部署。前職は全国企業の末端だったので、個人の意見ではなんともできませんでしたが、ここは違います。法人全体を見渡して、「こうしたほうがいいんじゃないか?」という方向へ自分たちで変えていくことができるので、とてもやりがいがあります。

トップの雰囲気も一般企業とは違いますね。理事長はドクターですから、デスクに座って指示を出すだけではなく、誰よりも患者さんを診ているプレイヤーでもあるんです。スタッフとの距離感も近く、気さくに私たちの部屋に入ってきて、話をしてくれます。

トップ自ら、「法人を良くしていこう、変えていこう!」としているところがとてもいいと思います。私も広報の仕事を通じて、その思いに応え、サポートできる存在になりたいと思っています。

転職して良かったと思うことは?

まずは、やりたかった仕事ができるようになったことです。学生時代や印刷会社のデザイナー時代に学んできたデザインの経験を活かせています。ものづくりの仕事に戻ってこられて、本当に嬉しいです。しかも今の職場は、クライアントの指示で作るのではなく、自分で考えて、提案できるので、作りがいがあります。

また、営業時代は数字のプレッシャーもあって、日曜の夜になると、「明日、仕事に行きたくないなぁ」と思うことが多々あったのですが(苦笑)、今はそういうことがなくなりました。ストレスがなくなり、子どもとの接し方も変わったと思います。

転職前は、保育園にお迎えに行くときに、子どもに対して申し訳ない気持ちになっていたんです。ノルマも達成していないのに、仕事で遅くなってしまって…と。子どもを笑顔で迎えに行ける仕事がしたいと思っていましたし、今はそれができているので嬉しいです。収入も、クタクタになりながら働いていた営業時代と比べて、それほど変わっていません。

困っていることや課題はありますか?

医療業界は初めてだったので、最初はわからないことだらけでした。診療報酬の仕組みや、介護施設の違い、資格と仕事内容の違いなど、資料を見ながら勉強してきましたが、今もまだまだ勉強しないといけないことがたくさんあります。

スタッフも500人以上いるので、名前と顔を覚えるのも大変です。私は情報を発信する立場ですから、誰が、どこで、どんな仕事をしているのかも、少しずつ把握していきたいと思っています。

生活面の変化はありましたか?

今回の転職では引っ越しはしていません。通勤時間は車で20分ほどで、転職前より短くなりましたね。勤務時間帯も変わりました。前職では時短制度を使っていたので、16時までの勤務でしたが、今は17時まで。残業することもあります。でも、保育園に子どもを迎えに行ける範囲内なので、問題はありません。

出張もなくなりましたので、今は子どもに何かあってもすぐに迎えに行けます。前職時代は、出張中に保育園から「お迎えに来て下さい」という電話がかかってきて困ったことが何度かあったのですが、今はそういうこともなくなり、安心して働けています。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

今回の転職を通じて私は、「もう遅い」と諦めずにチャレンジしてみることの大切さを学びました。転職活動をするうえで自分の年齢は気になりますし、特に子どもを持った女性の場合は、働くのが難しい職場もあると思います。

でも、そうじゃないところもあるんです。例えば友愛会には、私よりもっと年齢が上の方も、子どもを持った女性も、どんどん転職してきています。女性職員の割合も多いし、年齢も関係ありません。パートから入って、所長になった人もいます。

また、託児所があったり、有給休暇の消化率が高かったり、福利厚生も充実しています。こういう職場もあるのですから、簡単に諦めたり、決めつけないで、自分に合う仕事を探してみてほしいと思います。

担当コンサルタントから

コンサルタント 
坂 年規

杉本さんに初回面談でお話を伺ったところ、「自分が良いと思う物事やヒトの情報発信をしたい」とお考えでした。過去には地域情報を発信するために空き家に住み込みまでされていたとのことで、そこでの苦労話や地域で頑張っている人を広報する仕事のやりがいについてイキイキとお話されていたのが強く印象に残りました。

また、家ではママとして、お子さん、ご家族をこよなく愛されていることもよく伝わってきました。

そんな杉本さんを、私の好きなクライアントの1社である友愛会にご紹介できて本当に嬉しく思います。杉本さんの情報発信を通じ、岩砂病院・岩砂マタニティで出産したい、友愛会で働きたいと共感する方々が増えていくことが楽しみで仕方ありません。

転職成功者インタビュー一覧

ページトップへ戻る