2024.11.29
【企業特集】『株式会社サラダコスモ』養老生産センター訪問記
こんにちは。リージョナルキャリア岐阜の清原です。
今回は、岐阜県中津川市に本社を構える『株式会社サラダコスモ』をご紹介します。
▲株式会社サラダコスモ 養老生産センター 受付
※掲載写真はすべて筆者撮影。
株式会社サラダコスモについて
<本社>岐阜県中津川市千旦林1-15
<設立>1980年8月
<事業内容>野菜づくり農業、教育型観光生産施設「ちこり村」の運営、酒類製造・販売、
通信販売の運営、給食弁当、仕出料理の製造・販売
<資本金>9,000万円
<社員数>864名(2024年5月期)
同社の特徴
同社の主力製品は、もやし、スプラウト、カット野菜です。生産能力は、1日あたりもやし50万パック、スプラウト10万パック、カット野菜10万パックの生産能力を持っています。野菜生産だけでなく、「ちこり村」という教育型観光生産施設の運営や、クラフトジンの製造販売など、多角的な事業展開を行っているのも特徴です。
▲株式会社サラダコスモ 養老生産センター エントランス
今回、岐阜県養老郡養老町に位置するサラダコスモの養老生産センター(岐阜県養老郡養老町大跡561)を訪れる機会に恵まれました。
東海環状自動車道・養老インターチェンジのそばに立地するこの最新鋭の施設は、中部圏や関西圏までカバーできる交通網の利便性から、新鮮な野菜を迅速に届けるための戦略的拠点として2020年12月に完成。
まずはその洗練されたエントランスに圧倒されました。
同センターの特徴
特徴①:自然に囲まれた環境と地域との共生
養老山麓の豊かな自然に囲まれたこの生産センターでは、もやしの育成に不可欠な水として、ミネラル豊富な地下水を使用しています。
地域未来牽引事業計画の一環として、地元からの積極的な雇用創出や、地元生産者との連携によるカット野菜原料の仕入れなど、地域農業の活性化にも貢献しています。
特徴②:最新の設備導入
特に印象的だったのは、包装ラインが整然と並ぶ様子です。最新の設備が導入されており、驚くべき生産能力を誇っていました。
箱詰め工程では少量多品種(2ラインのみ)の製品だけ手作業で対応。もやしのパックは形状が不揃いで箱詰め工程の自動化が難しかったそうですが、メーカーと共同で開発できたと試行錯誤の上、完成したとのこと。
最初はトライ&エラーで大変だったが、自動化に振り切ったことで労務費削減、生産性向上、品質安定化など様々な恩恵を受けることができていると語ってくださいました。
▲株式会社サラダコスモ 養老生産センター工場内 もやし搬送ライン
▲株式会社サラダコスモ 養老生産センター 包装ライン
特徴③:環境への配慮
見学中、特に印象的だったのは環境への配慮のために導入された「エコフィードシステム」と呼ばれる、野菜残渣を家畜飼料として有効活用するシステムです。
実に野菜の35%が残渣(ゴミ)になるとのことですが、この部分を砕いて家畜飼料としてリサイクルしているのだそうです。
ゴミ処分となると月間1,000万円ほどの費用が掛かりますが、リサイクルすることで海外輸入品よりも安価な飼料となります。SDGsを意識したこのシステムは、畜産農家からも好評を得られています。
持続可能な生産体制の構築に力を入れていることが伝わってきました。
▲エコフィードシステム フロー
まとめ
株式会社サラダコスモ養老生産センターの訪問を通じて、最新技術と自然の恵みが見事に融合した野菜づくりの現場を目の当たりにしました。
安全・安心はもちろん、効率性と環境配慮、そして地域貢献まで、多角的な視点で事業を展開する同社の姿勢に深い感銘を受けました。
株式会社サラダコスモの皆さま、工場見学、写真撮影のご協力ありがとうございました。
最後までご覧くださりありがとうございました。
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